全ての物事には良い面と悪い面があると思います。
例えば、空き巣に入られて家の中がめちゃくちゃに荒らされ、お金になりそうなものが根こそぎ盗まれてしまったとします。
これが悪い体験なことは明らかですが、空き巣がきた時に自分がいなかった為に、命を救われたと考えることもできますし、火災保険を適用して臨時収入が手に入る、と気持ちを切り替えることもできます。
自分の子供が幼くして亡くなってしまったという、これ以上の悲劇はないような出来事の中にあっても、必ずその出来事の中に小さな光は必ずあります。
例えば、運命ながら一瞬でも我が子と同じ時を過ごせた、と考えられれば大きな不幸の中に小さな光を見いだせたことになります。
私はこの「全ての物事に良い面と悪い面がある」というのは太極図が表す「陽の中に陰があり、陰の中に陽がある」通り、真理だと思っている訳です。
太極図
で、最近になって気づいたことは、全ての物事に良い面悪い面の2面性がある中、良い部分を限りなく見続け拡大していくことが気功の本質なのではないか、ということです。
気功では、日々の練習によって気脈(体上を気の流れるルート)を開発していくことによって気を強化していくのですが、「気」というのはただ強化すれば良いというものではなく、「気の質」を高めていく必要があるのですね。
「気の強化」だけで終わってしまっては、単にパワフルになるだけで(それだけでも凄いことですが)どうやら運命までは変えることは出来ないみたいなのです。
気功を運命まで変える「神秘行」とするには「気の質」を変え高めていく必要があるのです。
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具体的には気功を行っていって、「気持ちの良い感覚」をどんどん拡大していくことをやる訳です。
そうすることでストレスの解消が始まり、心が健康・元気になり、同時に肉体も健康・元気になる。
そのうち潜在意識と言われる領域のストレスも解消されていくのです。
この「気持ちの良い感覚」がないと気功とは言えないし、いつまでたっても何の進展もしない、という結果になります。
(まさに私がそうでした)
ここに気づいて気功(瞑想も同じ)をやりながら「気持ちの良い感覚」に集中していると
、肉体がリラックスして右脳優位の脳波になり、アルファ波、シータ波、デルタ波tといった脳波が出やすくなります。
そしてこれを繰り返していくことで潜在意識に「心地良い感覚」が刻み込まれ、今度は「引き寄せの法則」という現象が起こるようになります。
これが顕著に現れるようになったのが、気功上級者に「シンクロニシティ」が頻繁に起こる状態だと思います。
だから、気功に限らないですが大切なのは「プラスの面を見続けること」。
それが運勢を良くするための練習であり、修行であると思います。
中にはどうしても良い面が見つけられずに悲しくなることもありますが・・・(^_^;)
それを見つけるように毎日を過ごすことが気功の極意なんじゃないかな〜って思ったりします。